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[特別企画]成功事例に学ぶ! 大手企業の周年事業ケーススタディ

第4回 サイバーエージェントの20周年企画

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、インターネット業界で躍進を続けるサイバーエージェント。2018年に20周年を迎え、どのような周年事業が行われたのか。「サイバーエージェントにとって、20周年は通過点」と語る、コーポレート推進部部長の野島義隆さんにお話を伺った。

    
イベント性の高い社員総会で、一体感を高める

 1998年3月18日、奇しくも「サイバーの日」に誕生したサイバーエージェントはその2年後に上場を果たし、業界の急先鋒として躍進を遂げてきた。その飛躍の根底には、「全員が一丸となって同じ目標に向かい、全力で走る」という企業文化(カルチャー)が脈打っている。そのカルチャーを半期に一度、社員全員で再確認する場がある。それがサイバーエージェントの社員総会だ。

20周年を迎えた今年は、社員総会の規模を大きく拡張。連結子会社など傘下のグループ社員も招集し、4000人が一堂に会する「20周年グループ総会」として大々的に催すことが計画された。各部署から活性化メンバーを募って、半年前から念入りに準備をスタート。当日は藤田晋社長へのサプライズや、デビュー20周年という、サイバーエージェントと“同い歳”の大物アーティストによるミニライブなどのスペシャル企画を盛り込んだ記念イベントになった。

    

 「21世紀を代表する会社になることを目指して走っているので、20周年は節目というより通過点の一つという感覚です。上層部からも、周年とはいえ派手にやりすぎるのは控えたいという声がありました。そこで今までを振り返りつつ、次へとつなげていける企画。それが準備を始めるにあたってのコンセプトでした」と野島さんは語る。


4000人が一堂に会した「20周年グループ総会」の様子

    

 社員総会を開催する目的は、環境変化が激しいインターネット業界で会社が目指す方向性を再確認し、全社員の意識の共有を図ることだ。そこではトップである藤田社長から今後の経営方針が語られ、また功績が認められた社員は壇上に招かれMVPとして表彰される。総会後は「全員で会社を盛り立てよう」というムードが社内に満ちるという。同じ目標に向かう仲間同士で、労をねぎらい、お互いをたたえ合うことで生まれる一体感。その経験により、激務にも耐えうる英気が養われるのだろう。今までも、21周年に向かうこれからも、それは変わらない。     

会社の思いを家族に伝え、理解してもらうための社史を編さん

 20周年を記念する品として、今回は『CyberAgent 20 years /サイバーエージェント20周年』という書籍を新たに制作した。2部仕立ての構成で、サイバーエージェントの創業20年を振り返った社史と、著名人からの応援メッセージが冊子にまとめられ、箱に入っている。この20周年史の大きな特徴は、社員だけではなく社員の家族にも読んでもらうことを意識して編集されたことだ。

 「家族の支えがあるからこそ、社員は一生懸命に働けます。20周年の記念品として、家族に還元できるものを作りたかったのです。限定品などのグッズ制作案もありましたが、会社を知ってもらい、家庭での会話にもつなげてもらおうという思いから、最終的には周年史制作が決まりました」(野島さん)


社員の家族に向けた20周年史『CyberAgent 20 years /サイバーエージェント20周年』

 変化の大きなインターネット業界での20年は、荒波にもまれての航海に等しい。さらに、サイバーエージェントは自ら潮流を生み出してきた。今まで、どのように舵を取ってきたのかという軌跡の記録とともに、これから何を目指そうとしているのか。そのすべてを何より家族に知ってもらいたいという願いが込められているのだという。

 『CyberAgent 20 years /サイバーエージェント20周年』には社史に加えて、関係の深い社外の方から熱いメッセージと、3年前に総合クリエイティブディレクターに就任したNIGOR氏が生み出したキャラクター「abemaくん」のマスコット人形、そして「自分の未来を自由に描けるように」と、まっさらなスケッチブックが同封されている。

カルチャーを次世代に残すために

 急成長を遂げた企業の常として、サイバーエージェントでもまた、短期間で社員数が急増した。今の平均年齢は31歳。創業当時はもちろん、10年前のことも知らない社員が過半数を占める。そこで、若い世代にカルチャーを伝えるための手段として、「ヒストリエ」という出版物を刊行してきた。今まで生み出した事業に関して、責任者へのインタビューを通じて、当時の関係者の考えや行動を読み物としてまとめた冊子だ。

サイバーエージェントはM&Aなどの戦略はとらず、自社で生み出した新規事業を成功に導くことで、企業として成長してきた。20年の歴史の中では大量の新規事業が生まれたが、成功した事業もあれば撤退を余儀なくされたものもある。失敗した事業を過去の遺物として封印するのではなく、あえて文字にして共有するのは、同じ轍を踏まないためだ。手痛い失敗による一時的な「痛み」は伴っても、企業の未来の糧とする方法を選んだのだ。

周年という節目のみにとどまらず、日常業務の中でカルチャーを浸透させる。サイバーエージェントの中では、自社のDNAを未来につなぐための「通年プロジェクト」が行われていた。

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詳細・お申し込みはこちら

2018年10月2日(火)
成功事例紹介セミナー

周年事業で企業価値を上げる
〜DNAを未来につなぐ〜

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周年は企業の節目。日経BP総研では、企業価値を高める周年事業の成功事例やソリューションをご紹介するセミナーを開催します。

●セミナー概要
成功事例紹介セミナー
周年事業で企業価値を上げる
〜DNAを未来につなぐ〜

●日時
2018年10月2日(火)
14:00〜17:00(13:30開場)予定

●会場
ザ・グランドホール(東京・品川)
(港区港南2-16-4
品川グランドセントラルタワー3階)

●主催
日経BP総研

●受講対象
経営企画部門、人事部門、広報部門、CSR部門の方など

●定員
300名

●受講料
無料(事前登録制)
※先着順となりますのでお早めにお申し込みください。

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